ご無沙汰しております。
気付けば1か月半も更新していませんでした。
ありがたいことに、小学生から高齢の方まで幅広く来院されています。
特に、中学・高校の運動部の生徒さんが親御さんと来院されることが多く、
その後、他の生徒さんを紹介して下さるという、とてもありがたい状況になってきています。
青森県のスポーツに少しでも貢献できればと思います。
さて、今回は東京医療専門学校時代のお話をしたいと思います。
これも自己満足なので、見たくない方はスルーしてください。
前職場のグローバルスポーツ医学研究所で勤務していましたが、
夢であったトレーナーになるためには、国家資格が無ければなりません。
日本にはトレーナーの国家資格というものは無いため、
鍼灸師・按摩マッサージ指圧師・柔道整復師などの国家資格を持った方々が、
スポーツの現場で活動している事が多いです。
(日本体育協会公認アスレティックトレーナーという資格もありますが、治療行為は出来ません。)
貯金は0円でしたが、やる気はありました。
学費は全額借金でしたが、それ以上に勢いと意欲があったので、借金は苦になりませんでした。
会社からの協力を頂き、東京医療専門学校に入学することが出来ました。
学校に行くタイミングとしては、一番良かったと思っています。
たぶん、1年ズレていたらオリンピックにも行けていなかったと思います。
私は、午前の部に入学したので、13時頃まで学校に行き、
そのあとは店舗に入り夜まで勤務するという生活が3年間続きました。
東京医療専門学校は、東洋医学系の学校としては一番歴史がある学校で、
卒業生の方々も多方面で活躍されています。
試験の難易度も高く、他の学校の生徒が東京医療の過去問を使って勉強するほどです。
解剖学・生理学・東洋医学概論・臨床医学各論・経絡経穴概論などなど、
暗記の科目が目白押しです。
実際に使わないような科目もありますが、赤点では卒業できないので、
そこそこに勉強し、国家試験に出る科目ばかり覚えていました。
最小限の勉強で最低限の点数を取るというスタイルで、
実際の治療技術は会社で先輩から教えて頂いたり、見て勉強していました。
やはり授業の内容というのは基本的な理論であって、国家試験で満点を取ろうが、
60点でギリギリ合格だろうが関係無いと思っています。
臨床でどれだけ経験を積んだか、実際に患者さんに触れることで初めて技術は身に付きます。
その中でトライ&エラーを繰り返していくことが大切だと思います。
失敗した時に、どれだけ勉強し直せるのか、どれだけ素直に教えを請うことができるのか。
やはり、失敗することは大切だと思います。
国家試験は毎年2月最終週の週末に行われます。
私の時は東京でも雪が降っていました。
午前は西洋医学系、午後は東洋医学系の試験になります。
午前の終了時点でほぼ合格ラインだったため、午後は余裕を持って臨めた記憶があります。
現在はどうか分かりませんが、東洋医学系の方が簡単で点数が取りやすかったのです。
こうして無事に国家試験に合格し、本格的に治療の現場に携わることになり、
念願のトレーナーへの道も開けていきました。
次回はトレーナー活動について書きたいと思います。
では!!